今日は母と子の間の話、連載の②は人生泥棒。
あなたの人生を母親が奪っているという話です。
今お子さんがいる方も、自分のお子さんではなくフラットな気持ちでイメージしてみてください。
大人のあなたの目の前にはひとりの赤ちゃんがいます。
それは天使が運んでくれた赤ちゃんですが、あなたはこれからその子を育てていきます。
どうやっていくでしょうか。
・・・・・・・
どうでしょう。
そのうちに気がつくことはいろいろありますが、ひとつにはあなたの思いのままということです。
なにせ赤ちゃんは、あなたがいないと何もできません。
あなたがいないと生きることもできなくなります。
本当にあなたの思いのまま。
もし赤ちゃんが生死の境いをかけた状況に置かれたなら・・・・・生きるために何だってするとは思いませんか?
もし母親に冷たくされたなら、子供は生きていけないかもしれないと、母親の言うことを何でも聞くようになるでしょう。
母親がもしご飯をしばらくあげなかったとしたら・・・・
子供が親の言いなりになるというのは、このようなことが原因としてあります。
赤ちゃんの時に何があったかなんて、誰も知りません。
母親さえ忘れています。
放置する、ご飯をあげないことは虐待になりますが、
不思議と虐待していた母親ほど、周囲に良い母親アピールをしていたりするものです。
普通に育てているお母さんは、良い母親アピールなどしません。むしろダメだとさえ持っている場合がほとんどです。
母親の機嫌ひとつで生死が決まってしまうような状況とは母から子へのDVであると言えますが、このようなことは至るところで行われています。
母親とは子供の人生をこのようにして奪い、子供を手なづけ、子供の人生を自分の思いのままに操ることが可能な存在です。
少しショッキングな内容かもしれませんが、程度の差はあれどよく見られる光景なんです。
そして、子ども自身もその記憶はありません。
小さくて覚えていないことと、ショックすぎて記憶を消していることもあります。
実はまだ、親にぶたれたとか、ひどく怒られたとか、痛かった体験とは、覚えていることだけでもとても良いことなのです。
覚えていて親への反抗ができるという健全な反応です。
反抗することができないのは、逆らったらどんな目に合うかわからないからで、毎日毎日そういう目に合うなら、一生母親の言うがままに行動してしまう。
母親が何も言わなくとも機嫌を取り、子供が母親のストレスの受け皿になっていて、母親は当たり前のようにしている。
そして、母親に操られていることが当たり前すぎて自覚できない。
これは共依存というものです。
共依存は親も子供もなかなか自覚はできません。
しかし、子供の方で言うなら、依存的行動(買い物依存、動画を見続ける、アルコールなど)で、共依存であることが伺えますし、
共依存がある人は、人との健全な距離感を保つことができない、特徴があります。
白黒思考、うつ傾向やうつ病、摂食障害なども特徴です。
また、エネルギー的に共依存は相当に辛い状態です。自分の人生を生きることをできないという絶望を抱えているわけですから。
ただこれも、自分がある種のDVを受け続けていること、母親に人生を奪われていることに気がつくことさえできれば、解消へと進んでいけます。

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