こんにちは、ヒーラーのSarahです。
今日もカーラチャクラタントラ、②回目は、カーラチャクラタントラの世界観について。外的世界、宇宙をどのように捉えているのかをお伝えします。
『 宇宙は無限の時間の中で生起し消滅し、そして再び生起する。
5種の元素のすべてが、1つの時代の最後にばらばらになり、宇宙元素にもどる。
前の時代の世界の業/カルマが集結して蓄積された結果、元素は再び新しい結合状態になる。
虚空の元素が集まり、猛烈な風が起きる。
そして火が起こり、
雷、すなわち電気が起こる。
そして水が形成され、雨となる。
ここで現れる虹が、最初の地の元素の顕現である。
これがどんどん厚くなり、最後には堅い大地となる。
宇宙元素はそれ以外にある元素の間にある空間を満たす。 』
・・・・・この解説は、量子力学の解説と類似していますね♬5大元素、エネルギーの法則そのままです♪
カーラチャクラの宇宙の基盤部分は、4つのとてつもなく大きな円盤でできており、一番の下(空輪)の直径が最も大きく、一番上(地輪)が最も小さい。
須弥山は四角ではなくて丸であり、下にいくほど細くなる。
これを6重の同心円の大陸、6重の山脈、6重の大海が取り囲む。水輪もあわせると、全部で7つの大海になる。
こちらです。


*こちらはカーラチャクラの宇宙を横からと真上から同時に見た図。
カーラチャクラの世界では、須弥山の周りに12の円があり、これは惑星が回る軌道である。下の壁画の左より。

ブータンの寺院の壁画によく見られ、鳥瞰的な視点で描かれている。
須弥山の上方で、人々には見えない部分が、首や顎、花、額を備えた頭の形になっていることが注目すべきところ。

世界の最上部で人の目には見えないところに、カーラチャクラでは25の天があるのだが、そこが頭の形をしているということは、
カーラチャクラの宇宙と人間の形態の関係性を表している。

人体の小宇宙から最も大きなこの大宇宙、もっと微細なものに至るまで、この構造はくりかえしくりかえし無限に現れるというのが、カーラチャクラの世界観である。
つまり、人間自身が一つの宇宙であり、それは本当の大宇宙と同じものであるということでした。
以上、『図解 曼荼羅大全』マルティン・ブラウン著より
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