こんにちは、 介護士歴14年、ヒーラーのHidekoです。
今日は、 私は介護のいったい何が好きだったのか考えてみよう!です。
もともと、何となくで入った介護の世界。何か素晴らしい目標が在ったわけではありませんでした。
ですので、仕事を始めた最初の頃には、高齢者の皆さんとの交流が楽しかった一方で、かなり大変なこともありました。
排泄介助中に叩かれたり、夜中に徘徊していたご利用者さんから罵声を浴びせられたり、悪者扱いされたり、入浴の介助が体力的にあまりに大変だったりして、マジか・・・と思ったりもしたものです。
基本的に仕事は嫌いではなく、とりあえずしばらく続けようくらいだったのですが、そんな私が、これまでにない面白み・楽しさを見出すことになりました。
それが、一人の人間を全人的に理解するということでした。
個人ファイルをもとに、これまでの生活歴、生い立ち、家族構成、趣味や、仕事、結婚歴、引っ越し、そして病歴や服薬歴、今抱える病気、服薬状態などを読み込み、また日常の行動や会話を記録していきます。
そして人と成りを全人的に理解することに、生まれてはじめて仕事の面白みを見出したのです。
それは、介護の大変さを上回る面白さでした。当時入居者50名の施設でしたので、50名分の人生を理解することに惹きつけられていました。本当はだめなのですが、勝手にノートをつくって理解を深めた程です。
さらに、一通りみなさんの人となりが理解できたら、さらに今度は文化人類学的なフィールドワークの視点で、理解することが加わりました。題をつけるとするなら「老人ホームにおける集団と個人」「新しい入居者が、集団に馴染んでいく過程とは」といったところです。
そうやって、高齢者の意識や集団心理などを興味深く観察していたんです。何だか今聞いても楽しそうだって思います。
それは意外にもその後、通信制大学で心理学を学ぶことに繋がっていきましたし、さらに今のヒーラーという職業にも繋がっていたんだと今なら分かります。
実は、当時はノートまでとっていたのに気がついてなかったんです。介護の何が楽しかったのかを。考えもしませんでした。
後になって思い出した時に、そうだ、老人ホームでの最初のあの経験だと気がついたんです。
どんな仕事でも、その仕事をやろうと思った時点で、適正はあるそうですからね。きっと好きな何かがあるはずです。
あなたは介護の何に惹かれているんでしょうか。
それを知ることで、あなたが仕事の何を好きなのかが分かります。
それはつまりあなたの才能、素晴らしさそのものです。
それが分かってはじめて、これからが分かります。
みなさんのなにかのご参考になれば幸いです♫
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