ターラの菩提心/チベット仏教の真髄

ターラからのメッセージでもあり、チベット仏教の真髄でもある菩提心についてを私なりに説明してみようと思います。

菩提心とは、今現在の私の理解ですが、私利私欲なく他の人のために存在することです。

シンプルには他の人に親切にすることです。

私利私欲なくとは、誰かに褒めてもらいたい、認めてもらいたいという気持ちを持たないことです。捨て去ること。

これが難しい。

また他の人のためとは、とにかく全人類、全存在です。

それには自分を傷つけた相手も含まれます。悪さを働く浮遊霊さえも含まれるのです。

嫌いなこの人とあの人以外の全ての人というわけにはいかないのです。

これがまた難しい。

そんなこと可能なんでしょうか?

これには理由があって、菩提心を起こすのは人々のためであり、菩提心つまり私利私欲なく誰に対しても親切心から行動できる人は、人生の苦しみから離れることができるとされています。

人生の苦しみとは、無明であり、無明であるがゆえ何度も何度も転生を繰り返し苦しんできたわけです。

菩提心を持つことで苦しみの輪廻から離れられることができるのです。

これが仏教の最終形態であるチベット密教がたどり着いた答え。

周りの人々(衆生)が輪廻の苦しみから離れるためには、まずは自分が先に誰かのために働き、親切心を持って生き、輪廻から離れるところに辿り着こう。

これが菩提心です。

気が遠くなりそうですが、できるところから少しずつ自分以外の全ての存在のためにと思えるようにしていきたいです。

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