もうひとつのマンダラ★タントラ★カーラチャクラ⑦

今回もカーラチャクラ、タントラの方法についてをさっくりとまとめていきます。

  • カーラチャクラタントラの目的は、汚れた気息と4つの滴を浄化すること。そのためにマンダラをつくって空性を悟る。
  • マンダラは宇宙と身体の対応関係を明確にしてくれるもので、それにより全体性(ホリスティック)な自分自身を意識的にコントロールできる。
  • 宇宙と人間の身体の時輪を清めるプロセス
  • 自分の身体の気息を融解させ浄化
  • まず生起次第で外と内の宇宙の対応関係を詳細に理解して、自分自身を浄化する
  • そのために、尊格を観想する
  • いかなるものもそれ自体は存在しないことを悟る
  • 仏教では獲得しようとするものと反対のものを瞑想する
  • あらゆる束縛からの開放を目指す
  • タントラ的なのは、模倣すなわち類比による思索と行為
  • 仏の身、語、心の獲得という究極的な目的が、死と再生に支配される身体と、最も密接に結びついている
  • 死の瞬間に一瞬だけ仏の位を完全に獲得する・・・・・これを生きながら観想で行うのがタントラ仏教の目的
  • 比類による思索と行為を通して、最終的に死と生とは、歓喜に満ちた空性を知り、非物質的な仏の身体を獲得する
  • 仏への道は複雑で、いくるもの段階を通る
  • 生起次第は究竟次第の模倣であり、リハーサル
  • 生起次第では、自分の存在が尊格の形をした空性として、常に新しく変化し続ける状態にあることを思い浮かべる
  • このリハーサルのあとで、究竟次第の特別なヨーガの実践によって、身体と心が実際に完全に解脱する
  • セクシャリティはタントラ仏教において明確に描かれるが、人生における重要な役割であるから
  • 身体やセクシャリティは否定されるのではなく、空性を獲得するための出発点となる
  • 誰もが仏性を持ち、仏陀である覚者になるに相応しい
  • その必死の願い、熱望はダイヤモンドにたとえて金剛と呼ばれ、金剛乗といわれるのはここから
  • 仏性は様々なレベルで顕現する 菩薩、ターラー、カーラチャクラ
  • 瞑想者は自分にあった仏性の表れを膨大な数の仏陀の顕現の中から、一つの尊格を選ぶ
  • その尊格を模倣する、いわゆる尊格ヨーガ
  • 尊格をまねき、自分の前の清浄な場所で蓮華座についていただく
  • 瞑想者は尊格を細部に渡るまで観想して、供物を捧げる
  • 足や体を洗う水、衣類、装身具、音楽、香水、鼻、選考、食事、明かり
  • そして瞑想者が自分自身の過ちを懺悔し、尊格に帰依し、尊格に祈り、最後に慈悲喜捨の四無量心を増大させるプロセスがこれに続く
  • 実際に尊格のヨーガを自らに生起させるには、徳を積み(無数の五体投地、マントラのチャンティング)、基本的な教えを知り、灌頂の儀式に参加し、菩提心を自分自身の中で育てようと願い、死と三宝に帰依する
  • 重要なことは、業者は経験の積んだ師の指導を受けなければならない
  • 沐浴のあと、瞑想者は足を組み、背を伸ばし、感覚器官をコントロールした状態で、大日如来の場所に座る。そして呼吸を整え、悟りへの利他的な思いを増大させ、尊格としての自己の生起を開始する

というわけで、タントラの方法の入り口までお伝えしました。

このあとは、自分の師となる人から学んでいく・・・・・・というのがタントラ仏教のようですね。

・・・・・・ちなみに・・・・・

私Sarahの場合には、過去世で、これ、めっちゃ修行し倒した体験を持っていますね笑。じんわりと過去世が蘇っております、今。

ただ、今世では、このチベット的ではなく、もっと誰にも開かれた方法を模索したいなあと思っています。

それは、残念ながら、男性優位の歴史の中で発達したのがこのやり方となります(女性でもこの方法は有効です)ので、私としてはもっとひらたく開かれた、出来れば日常に取り入れられるような、それでいて男性女性が対等なやり方を見つけたいという気持ちがあります。

また、自分の尊格がターラーだと分かったこともあり、私的にカーラチャクラタントラはいったん終了します。

もっと知りたい方は、*『図解 曼荼羅大全 チベット仏教の神秘』マルティン・ブラウン著、こちらを当たってみてください。詳細な生起次第、究竟次第のやり方が書かれています。ただ、この書物にも著者のバイアスがかかっている旨ご理解ください。

この先は自己判断になりますし、チベット仏教では師に指導を仰ぐことが必須であると明記されていますので、その点もお忘れなく。

では、今世でのタントラの探求がんばってくださいね。ここまで読めたなら、今世はやり残さず最後まで到達できるでしょう。

ご縁があればまたどこかで♬

コメント

タイトルとURLをコピーしました