ヒーラーのHidekoです。
今日は、白黒思考、ゼロか100か、という考え方についてです。
結論から言いますと、ゼロか100か、つまり100%ポジティブなこと、100%ネガティブなことはこの世にはありません。
東洋の陰陽の考え方にしても、陰と陽が混じり合っているのがこの世界であると言っています。どんなに素晴らしい完璧な人が行ったことであっても、人である以上、100%はありえませんから。
それが、うつになる人の多くは、この100%を求めるスーパー完璧主義さんだと思います。
・自分に厳しい。
・自分のミスが許せないように思ってしまう。
・100点が出ないのならやらない方を選ぶ。
・コンプレックスがある。例えば学歴。
そんな感じでしょうか。
この考え方を持っていると大変です。
なにせ自分の少しのミスも、実は全く許していないのですからね。ミスをすると落ち込むし、自分はダメだと思うし、だったら次はやらないと閉ざす方向にむかってしまいます。うつの時にはこのメカニズムが発現しています。
学歴コンプレックスについて少しお話しますと、コンプレックス自体はいいものでも悪いものでもありません。それを糧に頑張って何かを成し遂げることもありますからね。
しかし、学歴コンプレックスがあることで、失敗することがやたら怖くなる場合があります。学歴がなくただでさえ自信がないのに、失敗やミスなど絶対にできないと思ってしまうからです。
そんな時にはコンプレックスがあることを許していませんし、自分でもそんなものなかったかのように取り繕っています。そこが厄介なのです。
そして何らかの言い訳をみつけて、失敗しない方を選ぶことを繰り返すというわけです。
私もそうでした。コンプレックスだらけでしたが、学歴ももちろんです。
ちなみに私の場合は、周り大卒、私だけ専門学校卒という環境で数年おりましたが、有名大学になるとそのネームバリューで差が生まれるそうで、その意味では上を見ても全くきりがないのかも知れませんね。
そんな私の白黒思考が変わったのにはきっかけがありましたので少し紹介します。
それが『世界は限りないグレー色』、本当に色の体験だったんです。
砂曼荼羅を行っていた時のこと。砂曼荼羅とはチベットで行われる砂で曼荼羅を創っていくというもの。もちろんチベットの砂曼荼羅ではなく日本で受講しました。いつもはカラフルなのですが、その日は、白から黒までの様々な色で世界を表現するクラスでした。
自分自身の曼荼羅に向き合い、完成させたあと、破壇といって、せっかく創った曼荼羅を自らの手で壊す作業をまでを行います。
曼荼羅とはこの宇宙世界を表しています。破壇した時に、私が創った世界に、予期せぬグレーの色が出現したんです。
その時に気がついたんですね。あっ、世界って、白と黒が少しか、または同じくらいか、とにかく混じっていて、完璧に創ったつもりが、そうではなく、そうではないのが世界なんだって。
そんな感じで自分って、これまで白か黒か、1か100かっていう考えだったのかも・・・・と気がついていきました。
この考えを握りしめていた私でしたが、とうとう手放せる日がきたのでした。
手放すと本当に楽になりますね★
何かの参考になれば幸いです。
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