こんにちは、ヒーラーのSarahです。
今日もカーラチャクラタントラ、③回目は、ストゥーパ(仏塔)とマンダラの始まりについてです♬
*ここでは、カーラチャクラタントラ(密教)とともに、大乗仏教の唯識思想、その他アジア地域のものも合わせてお伝えします。
さっくりいきましょう♬
ストゥーパ、仏塔はブッダの死後すでにつくられるようになった宗教的な建築物で、
仏陀の教え、さらにはブッダそのものを象徴している。
聖者の遺品、聖典を入れていたり、
チベット仏教では、死者の灰を混ぜた土でつくったツァツァというものを入れていた。
時代や地域に寄ってストゥーパの形態は大きく変わるが、
在家信者の礼拝の対象であることは変わらない。
様々なストゥーパの形態とは・・・・・
例・ストゥーパの各段階を五大元素と結びつける
例・ストゥーパの各部分を八正道などの仏教の概念と結びつける
などなど
チベットやその他の地域では、ストゥーパの中心軸は、「生命の樹木」「生命の木」(菩提樹)が中心にあるとされ、
それは、ブッダが悟りを開いた菩提樹があるところが世界の中心とされ、その菩提樹をストゥーパととらえるように。
ストゥーパの中心が樹木、生命の回路であるとするなら、
ストゥーパが須弥山であり、かつ中心が人体の背骨であるという解釈にもなる。
ストゥーパ=須弥山
ストゥーパの中心=菩提樹=人体の中心
チベットでは、ストゥーパの軸が脊柱をさしている。
太陽と月と火炎の3つの脈管であるとの解釈もあり。
仏教徒にとってはストゥーパは信仰の対象であり、
そこに聖なるものを安置して、功徳を得るために何度もそれを右曲がりに歩くようになった。
それがマンダラの誕生となった!
つまり、ストゥーパの中には台座の高さを回るだけでなく、幾つかの階層を螺旋状に登り、絶対者のシンボルがおさめられた聖域まで、右曲がりに歩くということ。
これは、マンダラの楼閣を歩き瞑想し、物質的領域から最上の空性を体験するに至るためのもの。
歩くことのできるストゥーパで有名なのはジャワのボロブドゥール、こちらです。
シャンバラという神秘の王国も構造的にはカーラチャクラの宇宙論の原理に従っている。
ブッダがカーラチャクラタントラをシャンバラの王スチャンドラにたくしたと言われている。
こちらはラサのチョカン寺の建立時のもの、マンダラ的な構造を含み、丸い池を四角の壁で囲んでいる
このような、構造的な空間に宇宙を模試化したマンダラは、アジア全体で見られる。
以上、『図解 曼荼羅大全』マルティン・ブラウン著より★
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