うつの症状を軽くするには、どうしたらいいかについてお話します。
ここでは、今世の中で主流となっているやり方とは違ったアプローチになります。
まず、生まれた時のことを思い返すことから始めましょう。
あなたが生まれた時、周りにいた人は誰だったでしょうか?
両親、祖父母、親戚、母親の友人や看護師さんや医師などが多いかと思います。
その際に、最初にあなたに触れた人というのが重要になってきます。
この世に出た瞬間から、私たち人間とは、空気を吸い込み、この世界での呼吸を始め、この世界を見て聴いて認識し、人間となっていきます。つまり、人生の中でも最もあらゆるものを急速に吸収していく時です。
その時に最初にあなたに触れた人たち、病院のスタッフ、両親、その他には誰がいたのか?
もしその人達の中にうつの人がいたなら、あなたは将来うつになる可能性が高くなります。
その人達の中に複数人うつの人がいれば、成長した時にうつを発症する確率は上がります。
そして、十代以降、大人になってうつを発症した人の多くは、生まれた時にあなたに触れた複数人の人がうつの既往歴があるかうつだったということがあります。
そこで受けた影響は取り除いておくのが望ましいのです。
さて、次に見ていくのは、あなたの人と成りです。
あなたが何を大切にしているのか、言い換えるとエネルギーをどこに向けているのか?という問いになります。
通常、エネルギーをたくさん注いだものに人はなっていきます。
成功していると言われている人とは、その内面がどのようであっても、自分のエネルギーをその分野に向けて行動しています。
自分のエネルギーをどこに向けているのかは大きな問です。
そして、多くの人は、自分がどこにエネルギーを向けているのか自覚できずにいます。そして、どうしてなのか願望がなかなか叶わないと不思議に思っていたりしています。
このエネルギーの向け方をマスターすることはとても大切であり、最も時間を要するかも知れません。
普通、人はほとんど気がついていないもので、人生がうまくいっていると自覚のある人でも、自分がどのようにエネルギーを使っているかを知らないままだったりします。
このエネルギーの使い方とは、奥が深く、うつの症状にとって大切なものです。
端的に言うならうつとなるようなエネルギーの使い方をしている、ということになるでしょう。
それに至るにはたくさんの出来事を経ているのですが。
まとめると、大枠では、今うつの原因となるような場所に向かっているエネルギーを、自分の願望を叶える方向に向けていく、という流れになります。
最後に、これは地味な作業となりますが、良かったことを書き貯めていくということを推奨しています。それは、毎日寝る前に今日一日で良かったことを書き出していくというものです。そのためのノートを買いましょう。
それは、一日ひとつでも構いませんし、途中で書かない日があっても全然良いものです。
自分の良さを自覚できるようになるには時間がかかることも多いものです。また、いつも自分の素晴らしさを感じられるとは限りませんし、自分が嫌いになる時もあるでしょう。
例えば半年、一年後に見返した時に、自分自身の良さをそこに発見することができるわけです。それは、未来の自分自身への贈り物かも知れません。
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