こんにちは、ヒーラーのSarahです。
今日は、超わかりやすいカーラチャクラタントラのまとめ①です。さっくりいきましょう〜♬
まず初めに、密教、タントラについては、地域時代によって異なる解釈がされています。
ここではその中でもカーラチャクラタントラに限ってのまとめになります。
ではまず、あらゆる仏教において共通する基本中の基本、根本概念ですが、
数世紀にわたる膨大かつ深淵かつ難解な教えを、
ごくごく普通の言葉で世界一短くまとめると・・・・・
あらゆる執着を捨てること、
自分の欲望にも、誰かへの期待も、あらゆる対象者、対象物への執着を持たない状態となること、
つまり全ての仏教の根本概念は、すべては『空』であると悟ることです。
はい、まとめ終わり笑。
さて、これがあらゆる仏教徒の目指すところですが、違っているのは、
そこへ至る道、方法論が違っています。
その違いが〇〇経、〇〇論の違いですね。
ここでは大きく分けて、
スートラ・経を読み解く道と、
真言・タントラの道があります。
そのタントラの道も方向性の違いから4つに分けられ、
所作、行、ヨーガ、無上ヨーガタントラの4つに分かれます。
その中の無上ヨーガタントラは、さらに2つに分けられて、
男性または父の無上ヨーガタントラと
女性あるいは母の無上ヨーガタントラ。この2つに。
女性または母の無上ヨーガタントラは『智慧』に関わるもので、
『カーラチャクラタントラ』はこの智慧の無上ヨーガタントラに属しています。
やっと登場!カーラチャクラタントラ‼︎
また、タントラの道はもっぱら自由きままな道のように思われていますが、
他の仏教同じく多くの戒律がやはりあります。
自慢しないこと、
誰かを蔑まない、
嘘をつかないこと、謝罪したものを許さない、最高の悟りを目指すものの邪魔をする、酒を飲まない、お布施、精進などなど。
・・・・カーラチャクラタントラより
『今より悟りに至るまで、利他の菩提心をおこそう。
私とか私のものという概念を捨てよう
生類が幸福となることを願う[慈愛]と、至福と永遠の平安の中にとどまる[慈悲]をおこそう。』
つまり、
利他の心、菩提心が起こるまで、
殺さないこと、嘘をつかないこと、自慢しないことなどなどの倫理的徳目に何度も何度も対面しましょう。
ということですね♬
カーラチャクラの世界観は、宇宙と人間の間に、特別な関係があります。
大宇宙と小宇宙と穀物マンダラ・・・・・
穀物でマンダラをつくり奉献することから考える、その高次の意味は、
小宇宙である身体の各部分が、大宇宙であるマンダラの各領域に対応、
皮膚が世界の土台である金輪に、胴体は世界軸である須弥山に、四肢は四大陸に、頭は須弥山の神々の場に、両目は太陽と月に対応しています。
それは、穀物で出来た外的なマンダラを奉献することは、礼拝者は世界のみならず自分自身をも捧げることを意味する。
この自己の奉献はタントラの儀礼を完了させるための必要条件です。
今日はカーラチャクラタントラのまとめ①でした♬
いつもありがとうございます★
出展:マルティン・ブラウン著『図解 曼荼羅大全』
コメント