今日は母と子の関係についてです。
*重い表現が出てきますので気が向かない方は、読みたくなった時に読んでくださいね。
では、イメージしてみましょう。大人のあなたの目の前にはひとりの赤ちゃんがいます。
今お子さんがいる方も、自分のお子さんではなくフラットな気持ちでイメージしてみてください。
それは天使が運んでくれた赤ちゃんですが、あなたはこれからその子を育てていきます。
どうやっていくでしょうか。
・・・・・・・
どうでしょう。
気がつくことはいろいろありますが、ひとつにはあなたの思いのままということです。
なにせ赤ちゃんは、あなたがいないと何もできません。
あなたがいないと生きることもできなくなります。
本当にあなたの思いのまま。
もし赤ちゃんが何らかの理由で生死の境い目に置かれていると感じたなら、・・・・・生きるために何だってするでしょう。
もし母親に冷たくされたなら、子供は生きていけないかもしれないと、母親の言うことを何でも聞くようになるでしょう。
母親がもしご飯をしばらくあげなかったとしたら・・・・
子供が親の言いなりになるというのは、このようなことが原因としてあります。
赤ちゃんの時に何があったかなんて、誰も知りません。
母親さえ忘れています。
ネグレクト、食べ物をあげない、叩くことは虐待になりますが、
虐待していた母親が周囲に良い母親アピールをすることは少なくないです。
また、子供に向き合っているお母さんは、良い母親アピールなどしません。むしろ悩んでいたりダメだとさえ持っている場合もあります。
なぜか逆なんですね。
母親の機嫌ひとつで生死が決まってしまうような状況とは母から子へのDVであると言えますが、このようなことは結構あります。
母親とは子供の人生をこのようにして奪い、子供を手なづけ、子供の人生を自分の思いのままに操ることが可能な存在です。
しかも、それを無意識でそれをやっているのです。
少しショッキングな内容かもしれませんが、程度の差はあれどよく見られる光景なんです。
そして、子ども自身もその記憶はありません。
小さくて覚えていないことと、ショックすぎて記憶を消していることもあります。
ただ子供は柔軟で、ある程度のことがあっても自分の人生を生きていくようになるものです。
親にぶたれたとかの痛かった体験とは、まず覚えているという点では、良いことです。
さらに、ぶたれた⇒⇒親へ反抗するというのは、とても健全な心と身体の働きです。
逆に、覚えていないために怒りを抱えたまま反抗することとができないことや、逆らったら酷い目に合うから反抗などできるはずもない場合。こちらは心身が深く傷ついてしまいます。
もし毎日どんな目に合うかわからない日々が続けば、一生親、母親の言うがままに行動してしまうでしょう。
母親が何も言わなくとも機嫌を取り、子供が母親のストレスの受け皿になっていて、母親は当たり前のようにしている。
そして、母親に操られていることが当たり前すぎて自覚できない。
これらは毒親との共依存というものです。
親も子供もなかなか自覚はできませんが、子供の方で自覚して変えていくしかありません。
母親が子供にどれほど酷いことをしているのか?
子供にとってこれを自覚していくことは辛いことで、ほぼすべての人は、母親にされた酷いことを、母親をかばうような違った物語にしているものです。
また、共依存がある人は、人との健全な距離感を保つことができない、特徴があります。
白黒思考、うつ傾向だったりもします。
そして人生が生きづらいと感じています。
ただこれも、自分がある種のDVを受け続けていること、母親に人生を奪われていることに気がつくことさえできれば、解消へと進んでいけます。
それは、今までより高いところ・高次の視点で母子関係を見た時にはじめて気がつくことができます。
気がつくことで、解消へと進むようにエネルギーの法則はできていますから。
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