3・親が子供を殺そうとすることはよくある

swimming dolphins near coral reef

早速前回の続きから・・・

ではどうして、引きこもるように脅されているのでしょう?

大の大人にもなって、さっさと引っ越して自分でやっていけばいいじゃん。そんなふうに見えるかもしれません。

まず、引きこもっている本人がそう思っています。

でもどうしてもできない。

その理由の一つに、親に殺されそうになったことがあるから、という場合があります。

赤ちゃんの時に親が、子供が死んでくれたらいいなと思うことは、よくあります。普通のお母さんなら思って当然なことです。

ただ、本当に手をかけることは全体の割合としては少数です。

ただ、ごくごく少数とは言えないほど、数としては、結構あるよっていう数。

親は子供を殺そうとしてしまうものだと私は思っています。

条件が整ってしまえば、当然そういうものです。

布を顔にかけるだけで済みます。

そして、母親は、自分がまさか自分の子供を殺そうとする人間だとは思いたくないとも同時に思っています。

だからたまたま気がついたら子供が亡くなっていたことにしようと行動します。

ただ、赤ちゃんといえども、人一人殺すことは、そこまで簡単にはいきません。

やはりちゃんと意図的にやらないとできない。

目を離したら、たまたま子供が亡くなっていた・・・というような母親の思い通りには、なかなかなりません。

何度もやってみますが、案外子供が丈夫で上手くいかなかったりします(私の場合はこれでした)。

そのうちに、子供がある程度成長してしまい、無理だと諦めざるをえないようになります。

殺せなかった母親の怒りは、余計に子供に向かってしまいます。

親たちが殺そうとして失敗したことは、もちろん自覚しないように自分で自分に嘘をついている状態になります。

生き延びた子供は、生きる場所が自分にはないと実感していますし、親の・・自分たちはまともな親だという嘘を一緒に背負わされることになります。

ここまでに、親が、どの程度殺そうとしたか、子供が生きてしまったことをどの程度恨みに思うかによって、今後の子どもの発達の度合い、発達障害の割合、そして人生がどこまで困難になるかが決まります。

そして子供側は、もちろん、親が自分を殺そうとしたことは、はっきり覚えているものです。

でも乳児の頃のことで、記憶には残っていないことが多いです。断片的な感情や感覚にとどまります。

ただ、身体がはっきり覚えているものなのです。身体に刻み込まれるようなもので、忘れようがありません。

だから、前回の

日常的に、両親の負の面を子供は担当させられています。

自分たちの要求通りにするように脅されています。

引きこもるように、脅されているようなイメージ

とうのは、

命と引換えに、親の要求を叶えるしかないのだと身体が覚えているのです。

そういうわけで、子供の方でも記憶がないので、どうして引きこもりになっているのかが分からない。

でも、がんばって自立しようとしてもできない、だめな子だと言われて、自分もだめな人間だと思ってしまう、うつ状態がつづいていく。

この悪循環です。

また、ひきこもりの原因は、こんな場合以外にも、DVを受けていたなど、いろいろあります。

empty white chairs beside table

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