インドには神様がたくさんいます。今日は観音とともに、インドの神様をおさらいしておきましょう。
インドの最高創造主と言えばシヴァ、ヴィシュヌなのではなく、もともとはブラフマー。今は信仰が衰えてあまり表には出てこなくなったようです。ブラフマーの奥さまは、音楽・芸術・学問の女神サラスヴァティーです。日本では弁財天。
そしてシヴァ神。破壊と恐怖、殺戮と同時に祝福恩恵の神様です。シヴァの奥さまは、美と愛、豊かさのパールヴァーティ、子供はガネーシャです。これがシヴァファミリー!
もうひとりの神、ヴィシュヌ。正義と法を司り、全宇宙を維持繁栄させる最高神です。クリシュナとは、ヴィシュヌの8番目の化身のこと。クリシュナはインドでは国民的に愛されています。富と美の女神ラクシュミがヴィシュヌの奥さま。
破壊と戦いの女神ドゥルガーもインドでは大人気。そのドゥルガーがパワーアップすると、恐怖の女神カーリー。になります。肌は黒く腕は8本。生き血を飲むので舌を出している・・・ここまでくるとホントに神様?って思いますが、そこはインドの解釈が入ります。つまりは、すべての事象に神が宿るのがインドの神様の在り方。恐怖も、生き血を飲むことも(?)、この世の中ではあることです。それがあるからこの世界は成り立っている。うーん、そう言えばそうですね。そう考えるなら、すべての事象のは神の計らい、恐怖や生き血を飲むことの中にも神が宿っていると考えるのがインド流でしょう。
さらに、千手観音という概念を。ここまでくると、神とは、人間の造った概念なのかとさえ思います。カーリーやドゥルガーも千手の姿をしていますよね。それは観音様の化身という側面を表しています。
ただ一般的には観音の別の現れ方が千手観音です。
因みに観音を英語では、kannon ,kuanYin , Goddess of marcy または、Avalokitesyvara とも訳されます。
千手観音になると、thousand-armed Avalokitesyvara Thousand Armde Kannon thousand armed marcy などと訳されます。
観音:kannonが女性性でavalokitesyvaraが男性性の表し方です。
コメント